親業を始めて2020年で13年目。
月日が経つのは早いですが、脳内はいつまでたっても「小さいままの子ども」の映像でいっぱいです。
それが親ってもんですよね。
さて、子どもが、この世に出た瞬間に、決心したことがあります。
一般的には、
- 元気で明るく健康な子に育てよう
- 人に迷惑をかけない子に育てよう
- 強くて優しい子に育てよう
など希望や目標を含んだ子育て宣言になりますが、私の場合はタイトルの通り、
- 私が子どもの頃に出会いたかった親になる
- 子供のしつけの叱り方はマイルドに
というものでした。
目次
私が子どもの頃の親のしつけは最悪の叱り方の代表
長文の自己紹介でも少し触れたかもしれませんが、改めて少しだけ触れてみます。
率直に言うと、厳しい親以上毒親未満という環境で育ちました。
まあ、子どもながら親の行動に理不尽さを感じたことは一度や二度ではありません。
例えば、旅行などは事前の相談は当然なく、友人との約束などは二の次で、ほぼ強制参加でした。
旅行先がテーマパークだったら良かったんですが、陶器を見に行ったり、潮干狩りだったりと、私にとっては「非常につまらない」テーマばかりだったんです。
そこで、納得のいかない様な態度を取ると鉄拳制裁ですから、楽しいフリをしてました。
面白いわけないじゃない、そんなの。
もっとありますけど、本が一冊出来上がるぐらいのボリュームになるので、やめときます。
ただ、これまでの理不尽をまとめて、冊子にして親に投げ渡す計画はありますよ、冥途の土産に(にやり)
やっぱりトラウマを抱えてることが分かるんですよ、子どもが成長するにつれて。
「オレが娘と同じ時期、こういうところで嫌な思いしたから、こんな感じで接してみよう」
とか、そういう面ではイヤな記憶が、良き学習材料になってるのも、正直複雑なんです。
だから親に感謝ということは、1ミリもありません。
自分の心は痛いですけど、子どもはピュアに育ってますから、やり方としては失敗ではないはずです。
あ、子供の前で、私の親の悪口は一切、言ってませんので念のため。
言いたくなるのをグッと堪えてます。
子供には、いらぬ情報なので伝えていないだけです。
さて、蒸し返すような形になりますけど、
「過去の記憶が財産だったら、産んでくれた親に感謝しなきゃ」
なんて意見は到底受け入れられません。
私の中では一生消化できないことです。
他人が軽々しく言うもんじゃない。
子どものしつけでの叱り方は命令しないこと
あれしなさい、これしなさいという命令口調は絶対にしないと誓いましたね。
今も絶対に言いません。
あくまでも「して欲しい」「したらどうかな」と要望や提案口調にしています。
元々上下関係とか体育会系とか否定派だったので、普段から命令口調にはなりませんから、ハードルは無いも同然でした。
私は上司でも上官でも指導者でもなく保護者です。
保護者=教育者と意気込んだところで、私は大した事を成してないし、人格や人間性も褒められたもんじゃないかもしれないので、教育熱心を売りにしたところで、
「底が知れてる」
わけですよ。
それと子どもは保護下にある、ということを管理下にあると勘違いしないように心がけてます。
子どもは親の管理や制御対象じゃない。
子供のしつけでは叱り方より気付かせ方を重視
じゃあ、どう「しつけてる」のだって話ですけど、気付かせることに全力を注いでます。
そのためには、何度も同じことをいわなきゃならないですし、時には切り口を変えることもあります。
時間かかりますが、それって仕方ないじゃないですか、コチラは経験済みでも、子供は未知のことを言われてるんだから。
「何回言ってもわからないのか!!」
よく言われましたよ私も。
怒ってる理由がわからず、子どもにしてみれば怒鳴られてるだけの意識という最悪のやつです。
こういう場合、子どもの意識としては、怒られ続けるのは面倒くさいし、他の事が何も出来なくなるから、さっさと理解したフリして解放を目指すようになります。
悪知恵じゃないですけど逃げることに頭をフル回転。
結果、怒る方は気が済みますし、こっちは解放されるでwin-win。
ところがコレって、何も解決していない最悪手なんですよね。
親は躾けた気になっている、子は面倒くさい親だと受け止める。
信頼関係が無くなってきます。
そんな体験から、親が一方的に怒るのは最低な行為で、きつく言ってる理由を子供に気付かせない限りは、改善の余地はないです。
感情に任せて強引に矯正するのは楽ですよ。
だけど同じことの繰り返しになるってことに気付かないと、いつまでも親も成長しない。
私も大きな声を出したことはありますよ。
ただし、それは脅しや恫喝ではなく、強調です。
HTMLでいうところの<b></b>とか<strong></strong>です。
私の子供のしつけ方と叱り方は私の子供だけ有効
子供は十人十色です。
私のマネをしたところで、あなたの子どもさんに効果があるかどうかは、はっきり言ってわかりません。
そう、私の子供だから通用したに過ぎない。
否定はしないですよ。
子育てコーチングでも何でもない、ただの子育て記録ですから、この記事で教訓を得ることは無いかもしれません、せっかく読んで頂いておりますが(汗)
我が家はそういう方針で、上手くハマっただけであって、他所様のご家庭事情は知りませんから、当然、綺麗ごとに見えるでしょうし、現時点での結果論です。
「アナタだからできた」
そうです、正解です。
私は教育評論家とか子育て専門家でもなんでもなく、単なる在宅ワークの長いイクメンだったってだけです。
今でも、思春期に入ってる娘が、50近いおっさんとファミコンミニで盛り上がる間柄ですから、育て方としては間違ってないとの自負がある程度です。
今後はわかんないですけどね、成長がある限りは、自我も芽生えるでしょうしね、よりいっそう。
私が出会いたかった親のイメージ
余談ですが、私が出会いたかった親のイメージとは、
- 毎日笑わせてくれる
- 優しい
- ちょっと甘い
- とことん話を聞いてくれる
- 命令口調じゃない
- 相談してくれる(頼ってくれる)
- 褒めてくれる
- 自分の失敗を教訓として話してくれる
- 失敗しても感情的に咎めない
- ありがとうを言ってくれる
- 意見を聞いてくれる
- 家事を率先してやる
- お酒飲まない
- タバコ吸わない
まだありますけど、この辺でやめておきます。
条件を羅列しても伝わらない部分はありますから、何となく察してくれると助かります。
私の子どものしつけと叱り方 まとめ
ニュースで虐待とか、いじめとか、そんな情報を知ると、いつも胸が痛いです。
結婚前は、ここまでどっぷり子育てにハマるとは想像してませんでした。
忘れないように書いておきますけど、奥さんの方が、子育ては数倍やってます。
私は子どもと遊んでいただけです。
世の中の子育て中のママさん、尊敬してます。