元々、葬儀や結婚式に疑問を抱いていたので、そういった意味では昨今の葬儀の多様化は受け入れています。
特に家族葬の普及は大歓迎ですね。
私は身内に対して、自分に万一の事があったら最短日程で葬儀を終わらせて、いち早く日常に戻って欲しいことを希望している旨を伝えています。
だって、ただでさえ身内が亡くなって心身共にシンドイのに、葬儀社に段取りとか手順とか、寺の都合とかで日程すら振り回されたりしますでしょ。
それでいて根拠の無い見積もりを、バタバタした中でYESしか言えない状況のタイミングで見せられて、葬儀費用の交渉の余裕すら与えられません。
納得できないですよ、やり方という商習慣が。
あの世の事は誰も知らないのに、もっともらしい事を言い並べて金を巻き上げるなんて、ビジネスとしてはオワコンでしょ、従来の葬儀スタイルは。
ということで家族葬について情報をまとめていきます。
家族葬もダメだと思ったら容赦なく斬ります。
あ、念のために言っておきますが、今すぐ家族葬を挙行することは無いです。
100歳までピンピンしときたい(笑)
目次
家族葬とは身内だけの気楽な葬儀
ってことでよろしいんじゃないですかね。
要するに、弔問客の対応とか面倒くさいという心の声があって、それを上手い事逃した葬儀スタイルですよ。
人気が高まったのは、訳の分からない謎の弔問客とか、亡くなったジイさんバアさんの友達とかの人の長話に付き合わなきゃいけないとか、初対面の人への気遣いとか、相当に煩わしい面があったからってことでしょ。
そんなもんですよ葬儀やってる裏側の声なんて。
私の地域にも、ここ数年で2.3件ほど出現しましたよ、家族葬専門の葬儀屋さんが。
あからさまに「繁盛してまっせ」って言えない業種だから、傍から見ればシーンとしてますけで、それだけ乱立するってことは、それなりの需要があるってことですよね。
家族葬からの永代供養で遺族も楽ちんってのがベストな選択でしょ。
家族葬の流れ
家族葬を問わず、身内が亡くなってから葬儀までの流れって、一通り抑えておいた方がやはりイイです。
未だにボッタクリが横行する業界、料金に根拠が見えにくく弱みにつけ込むビジネスですから、淡々と理路整然と執り行うことを心がけたいですね。
葬儀に対する不安や不満の声って、必ず出てますから、クチコミや質問掲示板とかで。
なぜならば業界での統一見解とか、業界標準が広まってないからですよ。
葬儀社それぞれがスタンダードだと言い張ってるから、相見積もりとかしても、ただただ混乱するだけなわけです。
今は不透明な料金システムを排除した葬儀社も出てきました。
それを踏まえて家族葬の流れは、「小さなお葬式」のサイトを参考にしています。
更に補完的に地元で家族葬を執り行っている業者の情報を参考にしています。
事前準備である「喪主の決定」「葬儀内容の検討」「宗派確認」は終わっているものとします。
では、喪主の立場から、ざっくりとした流れをまとめます。
必ずしも順番通りという事では無く、前後することは当然ありますが、便宜上、妥当な流れを表現するためにナンバリングしています。
- 親族への連絡
- 医師に死亡診断書を提出してもらう
- 故人の安置先(家族葬の葬儀場)の決定
- 役割分担
- 関係先へ通夜や告別式の告知
- 菩提寺等にお勤めの依頼
- 通夜での挨拶・弔電・香典等の確認
- 告別式当日の段取りを確認
- 喪主としての挨拶
- 火葬のために埋葬許可書を受け取る
- 火葬
- 四十九日法要
- 納骨
- 継続的な供養
大きくは、搬送⇒安置⇒通夜⇒告別式⇒火葬⇒四十九日⇒納骨⇒供養となります。
家族葬の日程
家族葬を執り行う葬儀社では、故人が亡くなった日をカウントせずに料金プラン等に提示していることがあります。
大体、通夜の翌日が告別式なので、日程においては「二日間」としているケースがあります。
つまり葬儀社から見た日程です。
ここ混乱しちゃうので、前述したように喪主目線で日程について書くことにします。
数年前に病院で亡くなった義母のケースを思い出しながら書きます。
臨終当日
病院で臨終となった後、すぐに葬儀社の手配となります。
葬儀社を悠長に選択する時間も心の余裕もありません、現実は。
よく葬儀の相見積もりなんて出来るなあと思いますよ。
いつのタイミングで相見積もりするのか、未だナゾです。
速く安置する場所を決定しなければ、遺体が傷み始めますからね、スピードが肝心です。
手配した葬儀社が遺体を葬儀場まで運んでくれます。
遺族は葬儀社の車の後を追っていくだけです。
で、葬儀社のスタッフと通夜・告別式の日程を決めます。
2日目
意外と事前準備って慌ただしいんですよね。
終日、葬儀社スタッフとの打ち合わせ、親族への告知、役割分担のお願いなど、やることいっぱいです。
3日目~
通夜が数日後なんてことはよくあるので、ここらへんは流動的です。
地方ほど「しきたり」「慣習」の方が尊重されるので、はっきり言って面倒くささは頂点です。
通夜(終日)
通夜は18時から行われるのが通例です。
もちろん終日、通夜にかかりきり。
告別式(終日)
メインイベントですね。
前日は、通夜というぐらいですから、前日から葬儀場に寝泊りするのが遺族の定番です。
オールですよオール。
若い時はいいですけど、ろうそくの火を消しちゃいけないとかあるので、交代で祭壇を見守ります。
ろうそくって火事の原因になるから、ろうそく型の電灯で十分だと思うんですけどね。
シンドイだけですよ、ろうそくの火を絶やさないためだけにオールなんて。
ひょっとすると今はもう都会では、ろうそく型の電灯で済ませてるケースもあるかもしれないですね。
ここは調査しときます。
臨終から火葬まで目安は一週間
目安としては、一週間ぐらいは見ていいかもです。
我々は遠方でしたが、5日間で何とか済ませて帰ってきたので、スムーズだった方だと思いますね。
家族葬の料金の目安
身も蓋も無いですけどピンキリです。
個人的には50万円ですかね。
人数やプラン次第ですけど。
現実は葬儀の予算があーだこーだからって、検討するヒマは無いです。
葬儀社との打ち合わせの中で、細かな部分のグレードを判断せざるを得ないのが現状で、トータル費用の管理なんて無理ですよ。
今回のご請求ですがって、完全に葬儀社の後出しジャンケンです。
暴利を貪る業者はいないですよ、今は変な評判が広がると、あっという間に商売あがったりですから、うまいことまとめよります。
で、喪主側としては、「高くついたな」「思ったより安かったな」「こんなもんかな」なんて感想しか出てこないわけですよ。
料金が吊り上がる原因は親族にあり
結婚式ハイと同様の状態で、親族の中には金勘定が鈍いのに口出ししてくる人います。
故人がかわいそうとか言って、横槍入れられると、まあ、どんどん吊り上がっていきますよね。
口は出すけど金は出さない人の前では、料金について言うのは止めたほうが良いです。
祭壇のグレードにまでケチつける人も必ず出てきます。
関係性によってはシカトで。
喪主は毅然とした態度で仕事をしましょ。
周りに流され過ぎると収集つかなくなります。
家族葬のまとめ
昔ながらの弔問客がどんどん訪れる葬儀は、一般では、これから先細りすると思います。
過剰すぎますもん。
葬儀を軽視するとかじゃなくて、時代や多様性に適応しようってだけの話です。
お坊さん便とか、まさに時代の流れから出てきた訳じゃないですか。
お坊さんの価値が下がるとか、そんな話題は身近に一度も聞いたことはありません。
ここでは触れませんでしたが、葬儀の後は、納骨がありますし供養も続きます。
お墓がどうだとか、今は納骨堂が便利だとか、そんなのは供養じゃないとか、墓はだれが守るんだとか。
面倒くさいタネを巻いてきたのは誰なんですかって話ですよ。
墓って不動産ですよ、言うなれば。
墓じまいが大変なこと、知ってるでしょ。
墓の移転も大変です。
書きたいことはたくさんあるので、家族葬以外のことは、また記事にしたいと思います。