子どもの成長は早いですね。
ただし、父親である私の脳内は、小さな女の子のままなんで、そのギャップが自然に「大きくなった」とひとり感慨深くなってるんだと思います。
子離れが出来ないっていうのは、まさに、脳内で子供が、
小さい頃の思い出 vs. 現在の成長の認識度合い
が、一致してないことが原因なのかな(汗)
子育てにおける父親の役割とは
子育ての話題になると、どうしても父親はおいてけぼりな風潮ですよね。
SNSでも、
- 存在意義がない
- 仕事で忙しいから子育てに参加できない
- 父親としての役割がわからない
なんて悩みまくってる父親は多いですよ。
そんな仕事の影響で、子育てを母親に任せきりで悩む父親に対して、
- 母親はワンオペでがんばっている
- そもそも「子育てに参加」って何様だ
- 父親の役割とか関係なく手を動かせ
という、実にストレートな意見や反論をぶつけて、まるで傷口に塩を塗るかの如くツッコミを入れる構図って、結構な割合でありますよね。
役割っていう
私も自称イクメンを気取ってまして(今もそう)、小学校に上がるまで、主に自主的に継続してやったのは、
- オムツ交換
- お風呂に入る(沐浴含む)
- 毎日の遊び相手(子供が飽きるまで)
- 寝かし付け
- 保育所の送迎(5年間やり通した!)
- 保育所からの連絡帳チェック(ほぼ毎日!)
- たまに病院の付添い
- 着替えの手伝い
- 西松屋での子育て用品調達
ぐらいなもんです。
食事の用意は、トーストとか、そんなレベルなら出来ますけど、離乳食作りは完全に奥さんに任せきりでした。
食べさせることはしましたけど、下手に調理して、具合でも悪くなったら・・・(汗)
そして母乳での授乳も、私には無理でした(笑)
※上半身裸で抱っこしていたとき、パクっとくわえられたことはあるwww
ああ、あと発熱などでの病院受診は、奥さんが連れていく事が多かったですね。
病気とわかっていながら出勤するのが嫌だったのでしょう。
子育ての父親の役割なんて今もわからないのが本音
やってきたことが、「役割」と言えるかどうかわかりませんが、個人的には、
- 父親として威厳を示す
- 強くてやさしい父親であり続ける
- 家族を守る
- 厳しくしつける
- 社会のルールを教える
なんて、こととは、まるで違います。
実際に子供と接する機会を多く作ることに無我夢中で、その流れの中で、しつけもしたかなという感じです。
基本、娘とは遊んでいただけの感覚ですよ。
だから、子育ての父親の役割に悩みを持っているならば、素直に何をやって欲しいか、何を求めているのか、奥さんに聞けばいいんじゃないかなと思います。
「聞いたって出来ない・・」
「自分で考えろと言われる・・」
なんて、奥さんとのコミュニケーションが取りづらいという状況なら、もう、子育てド素人の私の出る幕はありません(汗)
ついでに一言。
私が、もし会社員のままだったら、「こんな風に子育てはできなかった」、と断言できます。
それを想像して、子供が生まれる前にテレワーク人生に切り替えたから、どっぷりと子育てに時間を割くことが出来ました。
会社に勤務しながら子育てをがんばる、全国のママさんパパさんは、本当にスゴイと思います。
立場は違いますけど、少しでも参考になれば嬉しいです。
(参考にならないかもね・・すみません)
保育所の送迎で存在意義を自認
子育ての父親の存在意義って、自認してもいいと思います。
ただし、あまり外部に自慢するもんでもないし、
「オレ、スゴイよね?」
なんて、程度の低い承認欲求をぶちまけることでもないです。
と言いながら、私は自慢気に書きますけどねww
そんな程度の人間でも、子供はしっかり育ちます。
幸い、ウチの娘は、学業も生活態度も何の問題もございませんで、全て、奥さんのお陰だと思います。
で、私の存在意義の自認するものとしては、5年間に渡って保育所の送迎をしたことです。
これも大したことないんですよね。
兄妹姉妹がいらっしゃるご家庭では、10年以上も保育所と付き合うことになりますからね。
保育所までは車で片道20分、往復1時間ぐらいでした。
計算が合わないぞと思われた方は、よく気が付きましたね。
帰りの道中にあるサニー(西友)で買い物をして、帰宅するのがルーティーンだったからです。
買い物と言っても、奥さんがオーダーしたものと、私の昼食の主食(ややこしい言い方)である菓子パンを買うぐらいですよ。
こっそりスイーツも買ってましたけど(笑)
無事故無違反
ともかく送迎で気を遣ったのは事故らないことでした。
遅刻しそうになってもスピードをあげる事はせずに、法定速度で走ると決めてました。
ゴールド免許の名に賭けてって感じですね。
というか、常に無事故無違反の意識は持たないと、運転する資格は無いですよね。
あおり運転なんて言語道断。
さらなる厳罰化を期待して止みません。
とにかく明るい会話
無言の時間というのは、子どもにとって苦痛で、全然楽しくないわけです。
私も実父の送迎がイヤでしたね。
何にもしゃべらない・・。
しゃべったとしても、全く面白くない自分本位の話ばかり。
こどもの話は「さばく」という表現がぴったりで、真面目に聞かない。
そんな経験があったので、車内ではふたりで疲れるぐらい話してましたね。
ゲラゲラ笑わせるのが役割だと思ってましたね、勝手に。
だから、あっという間に保育所に到着します。
ちなみに実母は自動車免許を持ってないので、私自身は送迎の記録も記憶もございません。
挨拶の仕方を自ら示すしつけ方
あえて言うなら、挨拶には、少しだけうるさく言いました。
決して、上から目線で注意したりはせずに、自分の態度を見て、自然につられてくれればいいかなという程度です。
保育所内では、奥さんの職場が保育所とは正反対方向で送迎が難しかったので、シングルファーザーと思われていたフシが(笑)
面と向かって言われたことはありませんが、何となく、態度とか見ればわかりますよ。
でも全然気にしませんでした。
面と向かって言われたときのために、「父子家庭のフシオでーす、がんばりまーす」という返事をしようと思ってましたけど、奥さんに全力で止められました(汗)
「じゃあ、フシオ・イグレシアス(フリオ・イグレシアスという歌手に掛けた)でーすってのは?」
「そんな問題じゃないです」
法案が通過しなかったのは残念ですが、保育所でママさんたちと気軽に挨拶できたり、たまには立ち止まって話はできました。
壁を作らず違和感なく話してくれたのは、多分、挨拶にあったと確信しています。
朝は他のママさんとすれ違う度に、「はっきり、ゆっくり、丁寧に、立ち止まって、少し大きめな声で、会釈を忘れず」挨拶を続けました。
先生方にも同じです。
子どもを預けて去り際も同じです。
これ毎日実践すると、最初は薄い反応だった方も次第に良好な反応をしてくれました。
ちーっすは失格
相手の顔も見ずに、首だけ動かして「ちーっす・・」「・・ざまあす・・」なんて、男性特有にありがちな解りにくい挨拶は絶対ダメです。
ハトやニワトリのような頭の振り方で挨拶なんて、気持ちが入ってないのは明らかですよ。
若いパパさんの中に何人かいましたが、ママさんたちの反応は超絶微妙でしたね。
他のクラスの子どもでも挨拶
そしてココからがミソなんですけど、ママさんパパさんだけじゃなく、子どもさんにも必ず挨拶してました。
「〇〇ちゃん、おはよう、元気ですかー!」
と、この一言だけで、ママさんパパさん、子どもさんの私に対する警戒を解いてくれましたね。
名前がわからなくて、馴染みの無い子どもであっても、目を見てやさしく「おはようございます」と言うだけでいいんです。
反応も無くていいんです、子どもが知らないオッサンに話しかけられてるんですから(汗)
何回目かには反応してくれるようになります。
好感度狙いじゃないんですよ。
「〇〇ちゃんのパパ」という事で覚えてくれると、園内で何かあったときも風通しが良いんです。
お陰でイジメとか皆無でした。
保育所行事は奥さんにバトンタッチ
行事への参加、実は私はあまり得意ではありません。
人が密集している所では、何もしなくてもエネルギーが吸い取られて疲れてきます。
ただ居るだけで消耗します。
内向型の特徴らしいです。
その反面、奥さんは外向的気質なので、大勢の人が居ても「多いねー」というだけで平気です。
職業柄、常に人と接してますし。
保育所の行事は、率先して奥さんは参加していました。
土曜日のイベントは、ちょっとだけ園内での我が子の行動とか垣間見れたりしますから、結構、楽しんで参加してたようです。
子育ての父親の役割や存在意義は自分次第
保育所は圧倒的に子どもとママさんで占められています。
先生方も全員女性でしたので、何とか、空気読めない存在だけはなりたくないと思ってました。
じゃないと行きたくなくなるので保育所に。
ほぼ毎日通うわけですから、憂鬱な気分で送迎するより、愉快に送迎した方がいいに決まってます。
子どもだって、大人の愚痴を聞かされながらの通所は気分良くないはずです。
5年間の保育所送迎が、子どもにどう影響してるかわかりませんが、私としては満足な5年間でしたね。