うっかりという事は、誰にだってあります。
肝心なのはリカバリーをしっかりやることですが、全てのことに対してリカバリー方法を知っているわけではあり得ませんよね。
だからこそサポートやQ&Aが充実していると助かります。
つい昨日、楽天カードを使っている身内から電話がありました。
引き落とし口座の残高に余裕が無くて、引き落としが出来なかったという内容。
どうすればいいのかという相談でした。
さて、楽天カードに限らず、クレジットカードの引き落とし口座に残高が無い、あるいは、うっかり資金移動し忘れた場合、どうすればいいのでしょうか。
今回の記事は、クレジットカード引き落としについてがテーマです。
楽天カードを例にまとめますね。
楽天カードなら4つの方法がある
つい、うっかりして残高不足のため、クレジットカードの自動引き落とし日に間に合わなかったら、とりあえず『ヤバイ・・』と思うのが人情です。
楽天カードの場合は、救済方法が4つあります。
優先すべき方法としては、
- 再振替サービスの利用(自動引き落とし)
- 楽天e-NAVI(楽天カード会員専用サイト)から指定口座に振り込み
- 自動音声ダイヤルで問い合わせて指定口座振り込み
- 支払い催促と振込依頼書が届くまで待つ
になりますね。
1.再振替サービスの利用(自動引き落とし)
対象の金融機関に限定されますが、翌4営業日までに支払い可能な残高になっていれば、自動的に引き落としされるサービスです。
つまり一番簡単な方法です。
楽天カード側に連絡しなくても、ただ、早めに十分な資金の移動をしておけば、お咎めありません。
【再振替サービス対象金融機関】
楽天銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行
北海道銀行、北陸銀行、横浜銀行、千葉銀行、広島銀行、福岡銀行、熊本銀行
親和銀行、常陽銀行、肥後銀行、八十二銀行、ゆうちょ銀行
※対象金融機関は2019.10.31現在
例えば2019年10月の場合では、
【引き落とし日】2019.10.28(月)
【再振替対象日】2019.10.29(火)、2019.10.30(水)、2019.10.31(木)、2019.11.1(金)
となります。
注意すべきは『ゆうちょ銀行』で、サービス対象は翌営業日のみとなっています。
身内の場合は地元の信用金庫から引き落とししていたので、最も簡単な方法である再振替サービスが使えませんでした。
2.楽天e-NAVI(楽天カード会員専用サイト)から指定口座に振り込み
ログインするとトップページの上部に、メッセージが表示されます。
メッセージはリンクになっていて、リンク先に、振込先の情報が掲載されます。
引き落としが出来なかった場合、5営業日以内に表示されます。
尚、振込先は個人によって違うので、楽天カードのQ&Aで探してもムダです。
言わずもがなですが、楽天e-NAVIの利用申込をしていない場合は、この方法は使えません・・。
3.自動音声ダイヤルで問い合わせて指定口座振り込み
身内は年代的に電話派なので、自動音声ダイヤルに問い合わせたようです。
入金案内がなされるので、楽天カードとメモを片手に問い合わせを。
出典:引き落としができなかった場合の支払い手続き | 楽天カード:よくあるご質問
https://support.rakuten-card.jp/faq/show/3?site_domain=guest
自動音声ダイヤル(フリーダイヤル)が利用できない場合は、コンタクトセンター(有料)から契約者本人が問い合わせ可能です。
どちらもカード番号の入力が求められるので予め準備を。
4.支払い催促と振込依頼書が届くまで待つ
これはオススメしません、個人的には。
クレジットカードは口座引き落としが出来ないと分かった瞬間から、利用停止の措置が取られる可能性が高いので、キャッシュレス決済の利用頻度が高い場合は、この方法はデメリットが大きいです。
楽天payと楽天カードを紐づけている場合は、尚更ですね・・。
それでもまだ、うっかり引き落とし口座への入金忘れが続いてしまった場合は、振込依頼書(コンビニ払い用紙)が送付されます。
近くのコンビニで支払う事になります。
ちなみに手数料がかかります。
- 1万円未満の場合:66円
- 1万円以上~5万円未満:110円
- 5万円以上~30万円未満:330円
銀行の普通預金の利息以上の手数料を払うのは勿体ないですよネ。
入金を出来るだけ早く済ます
言わずもがなですが、早めに入金した方が精神的にも落ち着きます。
うっかりは誰にでもあることですが、放置は最悪です。
某芸人さんのように、ルーズだからと問題を先送りするのは良くないです。
督促さえも無視するとカード利用停止などもありますし、信用情報機関に登録(いわゆるブラックリスト)されようものなら目も当てられないですよ。
カードの再発行も難しくなるでしょう。
引き落とし口座の残高不足を防ぐ方法
引き落とし口座の残高不足って事が無い方がいいですよね。
精神衛生上、やはりよろしくないものですから。
滅多にない事だとしても、起こってしまうということは改善の余地があるわけで、私なりの引き落とし口座の残高不足を防ぐ方法を書きますね。
まず私のクレジットカードと口座の関係性ですが、
- 楽天カードを所有
- 再振替サービス対応の銀行口座から引き落とし
- 決済項目は家計上固定費が中心
になります。
クレジット決済は定額または変動幅の少ない費用に限定
まず毎月のクレジット決済金額は、できるだけ変動幅を抑えるようにしています。
家計の内訳において固定費と変動費がありますが、クレジット決済は定額または変動の幅が少ない固定費をメインに決済対象にします。
具体的には、
- 定額制の娯楽費用(動画配信サービスなど)
- 水道光熱費
- スマホ通信費
- 新聞代
になります。
毎月、ほぼ同じような金額が引き落とされる事を把握できれば、2.3ヶ月に1度の残高チェックでも間に合います。
残高を毎月確認するのが面倒なので、このようにしました。
複数のクレジットカードに同一の口座を紐づけしない
クレジットカードAとクレジットカードBの引き落とし口座をC銀行に一本化しているような家計の管理方法だと、残高の把握が難しくなります。
基本的にはクレジットカード1枚につき、1つの銀行口座との紐づけが安心です。
私の家計管理は、
- 楽天カード ⇒ A銀行(家計における固定費)
- 事業用カード ⇒ B銀行(私の仕事の経費処理)
- 楽天カード2 ⇒ C銀行(奥さん専用)
と振り分けています。
元々夫婦で管理してますから、家計全体及びと個別の収支の把握も夫婦で共有できています。
では、日常の買い物や家族で娯楽・ショッピング、私の個人的な買い物の支払いはどうなっているのか、気になりますよね。
特別に公開しましょう(笑)
- 日常の買い物や家族での娯楽・ショッピング支払い ⇒ 奥さん専用クレジットカードに一本化
- 私の個人的な買い物 ⇒ 楽天カード
- 医療費等カード決済できないケース ⇒ 各自現金払い
完全にカテゴリー分けしているので把握がとても楽です。
ちなみに私は小遣いゼロです。
だから楽天カードを切るのは月に1度もありませんが、そう決めてるだけです。
たまにアマゾンや楽天市場で、髭剃りようの替え刃とか買いますから、その時にクレジットカードで決済する程度です。
クレジットカード会社から、引き落とし日の一週間前ぐらいに引き落とし予定の金額通知が届きますから、残高との照合も余裕をもってできます。
通知メールを受け取れば、必然的には残高が心配になりますので、この機会にチェックをする時もあります。
残高チェックの機会が少なくても、毎月の請求金額の幅が把握できていれば、「まだ残高に余裕あるな」「そろそろ資金移動しておこうか」という判断も出来ます。
家計簿ツールで残高をチェック
一番重要なのは、
- 収支を1項目ずつ見えるようにしておくこと
- 全口座の残高を俯瞰できるようにしておくこと
になります。
そのために家計簿管理ツールの『マネーフォワード』を利用しています。
これだけ見れば家計のお金の流れがわかるので重宝しています。
残高もチェックできます。
クレジットカードの引き落とし予定金額も表示されるので、ものすごく便利なんですよね。
まとめ
身も蓋のも無いですが、楽天カードの引き落としが出来ない場合は、すみやかに指定口座に振込を。
最優先は『支払う事』です。
それから予防策を実施していきましょう。