【ウェブサイト運営者様向け】低コストでSEOコンサルティングを受ける方法

ウェブサイトのアクセスが伸び悩んでいる、あるいは、インハウス(内製)での取り組みでは集客に限界を感じているウェブサイト運営者様からの相談は非常に多いです。

それに加えて、企画や施策のアイデアはあるにもかかわらず、ウェブサイト運営者の立場は兼任のために時間が取れないという、慢性的なリソース不足も同居していることが伺えます。

そこで今回は、ウェブサイト運営者に向けて、低コストでSEOコンサルティングを受ける方法が主なテーマです。

また、SEOコンサルティングが役に立たないケースも、事例を挙げて紹介します。

ウェブサイト運営者様の悩みは大体同じ

経験上、ウェブサイト運営者様の悩みは大体同じ、とは言えないまでも大体近いものがあります。

総じて、

  • リソース
  • ノウハウ
  • 予算

が限られることもあって、どうしたら良いのかわからないということです。

その上、ウェブ制作会社に数十万円を支払って作り上げたウェブサイトを所有していると、余計に肩身の狭い思いもあるのではないかと推測します。

コンサルティングと代行業

本題に入る前に、コンサルティングと代行業についてお話します。

多くのクライアント様、つまり困っているウェブサイト運営者様も混同しているケースが多く見られますので、情報共有の意味を含めて説明することも多いです。

  • コンサルティング:運営の方向性の策定、改善提案、実行計画の立案、運営アドバイス他
  • 代行業:ウェブサイト運営者に代わってコンテンツやブログの執筆、外観カスタマイズ他

どちらが必要なのか、まず考えてみてください。

コンサルティングが必要なケース

コンサルティングが必要なケースとしては、

  • 社内で編集等は可能でブレインが欲しい
  • SEOのノウハウを知りたい
  • Google サーチコンソールなどの解析方法を習得したい

といった状況のときです。

例えば、1年ぐらい社内で頑張ってみたが、これ以上の手の施しようがわからないという場合、第三者の目で全体を見直してもらう方が、新たな気付きや、まだやれていない施策が見つかりますし、コスパが良いです。

つまりSEOのディレクターを雇うという感覚で相談をしてみてください。

代行業が必要なケース

ある程度、SEOの経験値も積み上がり改善策を持ってはいるが、人手が足りないというケースでは、代行業に実務を依頼すると良いです。

デザインも多少は変える必要があれば、WordPressなどCMSに強い人材が必要ですし、テキストコンテンツのボリュームを増やしたいのなら、SEOライティングを依頼することにもなるでしょう。

SEOライティングには、企画・構成・執筆・校正・(WordPressへ)入稿など一貫して対応できる人材だとコスパが良いです。

SEOコンサルティングの価格

ここでSEOコンサルティングの価格の話しをします。

当方は個人事業主ですので、はっきり言って法人様のSEOコンサルティングの相場よりは、随分とお得な金額で請け負っています。

月額での平均は5万円ぐらいです。

チームを編成して対応する法人様のSEOコンサルティングだと、一桁万円というのは現実にはありえず、数十万円の見積もりが届くことでしょう。

ただし法人様には、月額数千円という格安のSEO対策サービスも存在しており、当方ですら、ちょっと興味をそそるほど(汗)

もし格安SEOサービスに魅力を感じたら、サービス内容をきっちりと理解して、必要性を感じたら契約しても良いかと思いますが、不安がある場合は当方にセカンドオピニオンでも依頼してください。

月額5万円がベース

さて、当方のSEOコンサルティングは月額5万円をベースに、案件ごとに予算などを考慮してカスタマイズした内容を提案しています。

基本メニューとしては、

  1. ショートコンサルティング:1時間1万円
  2. 提案書の作成:1回2万円
  3. SEOコンサルティング:月額5万円(アドバイザリー契約)
  4. SEOマーケティング:月額8万円(ディレクション契約)

以上の4つです。

3と4に関しては、繰り返しになりますが依頼者様の実情に合わせて業務範囲を打合せし、見積もりによって合意形成をした上で契約するケースがほとんどです。

1と2は個人事業主様、3と4は法人様からの相談が多くなっています。

次の節では3と4の内容についてお話します。

SEOコンサルティング アドバイザリー契約の内容

アドバイザリー契約とは、その名のとおり助言を中心としたSEO対策のサポートを行います。

主に提供させて頂く業務としては、

  • 提案書の作成(KW選定、目標設定、計画、コンテンツ企画、改善事項など)
  • 提案書の進捗管理
  • ウェブサイトのデータ分析(GSCを主に利用します)
  • 検索順位の監視
  • 業務上の相談への回答
  • 簡易レポートの作成
  • 月1度のオンラインミーティングによるフォロー

になります。

SEOマーケティング ディレクション契約の内容

ディレクション契約とは、前述のアドバイザリー契約にプラスして、SEOライティングの実務サポートを行います。

実務サポートについては、

  • 新規記事の企画、編集およびリライト記事の選定とメンテナンス
  • ライターへの指示出しを含むコンテンツ管理全般

を行います。

クライアント様へのノウハウ定着を図るために、ホワイトペーパーやマニュアル類の準備、専属ライター育成なども相談可能です。

ただしデザインに関する実務については、一切、対応はしていません。

UXなどの観点から変更が必要な場合は入念に説明はしますが、編集作業は運営中のウェブサイトを制作した会社に任せる方が、スムーズ進むことが多いためです。

SEO対策を丸投げする場合

SEO対策という言葉は知っているが、経験も知見も不足しているため、何をどうしてよいかわからないという声も非常に多いです。

まれにSEO対策について誤った認識をしているクライアント様も居ますが、素直に「わからないから教えて欲しい」というスタンスの方が良いかなと感じます。

しかし、経験や知見が無いことを理由に、それらしい理由をつけてオプションなどを積み上げて、高額な見積もりを提示されたり、逆にリーズナブルな価格でも何もしてもらえなかったといったことが怖いということも理解できます。

そんな不安がある時は、法人と個人でそれぞれ見積もりを取り、かつ、ZOOMなどで話を聞いて一番わかりやすかった業者に絞って、より具体的な話し合いを持つようにしましょう。

それぐらい慎重に。

SEO対策は完成が無い

1ヵ月や3ヵ月で何とかして欲しいという話しもたくさんありますが、はっきり言って無理です。

ディズニーリゾートのごとくSEO対策に完成はなく、自社内または外部の手によって維持管理し、検索アルゴリズムに対応し続ける必要があります。

ディズニーランドは永遠に完成しない。
この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける。
ウォルト・ディズニー.

また関連キーワードだけでなく共起語まで囲うとなると持続的な施策が必要です。

ゆえに1ヵ月や3ヵ月ぐらいでは、どうしようもできないのが現状ですが、仮に、ページ数が100ぐらいあるというサイトだと、アドバンテージとして働くことはあります。

大体、伸び悩んでいる原因は、

  • キーワードが適切に配置されてない
  • キーワード選定をミスっている
  • 記事がポエムになっている
  • 文章量が足りていない
  • 書き方が雑(構成無視など)

といったことが予想され、それさえ改善すると比較的短期間で化ける可能性はあります。

短期間で化けた例

悩めるビジネスパーソンにコーチングを提供しているコーチからの依頼で、ショートコンサルティングを行った後に、

  • 3週間で0から25件の問い合わせ
  • 25件の問い合わせのうち本契約5本

という結果がでました。

【実績報告】1時間のコンサルティングで1ヵ月ゼロから一気に25件の問い合わせと5件の成約

さらに大きな転換となるアドバイスをさせて頂いたので、目標である1週間で本契約5本ペースは、年内にも達成できる見通しです。

ともかく文章を書くのが大好きなクライアント様で、勉強熱心で飲み込みも早いため、結果が出やすい典型だったと言えます。

絶対に化けない例

反対に、いつまでも結果が出ないケースは、大体、決まった特徴があるものです。

決まった特徴とは以下のようなことで、思い当たるフシがあったら、どの業者さんにSEO対策を依頼しても厳しいかもしれません。

  1. 画像のきれいさを優先(自画自賛)する:SEOとは直接関係ない
  2. 自分の好きなデザインに執着する:訪問者の動線の概念が無い
  3. フォントが小さいほうが良いと思っている:訪問者にやさしくない
  4. スマホユーザーにあまり関心が無い:使われないと考えている
  5. コンサルタントをどこか信用・信頼していない

「5」のケースにおいては、クライアント様自身がひとりで切り盛りしてきた場合に、多々、見受けられます。

ある程度、ご自身による施策で成果が出ていると、なおさら実績に自信を持っているため、外部の意見を容易に受け入れられないのでないかと感じます。

しかもですよ、何か勝手にCSSを書き換えてないかなど、やってもないことを疑われたりしました(汗)

実際は、ご自身がイジったことを忘れてたようですが、それにしてもいきなり擦り付けますかって話で、取引以前の問題ですよ。

誠意をもって対応しても、信用と信頼が得られないというのは、コチラとしてもキツイですし、だったらなぜコンサルティングを依頼したのかという話しになりますよね?

フタを開ければ、都合よく動く人間が欲しかっただけ、ということも珍しいことではありません。

まとめ

アクセスを増やしたい、見込み客を取り込みたい、との理由でコンサルティングを依頼するというのは当然の流れです。

しかし、気持ちに焦りがあるのか「納期は1ヵ月ぐらいで・・・」という相談も珍しくはありません。

残念ながらSEOには即効性がなく、しかも持続的に「お世話」が必要ですから、少なくとも3ヵ月から半年を見据え「育てる」意識が必要です。

もし一緒に育てたい場合は、ご相談ください。

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