個人事業主として開業届を提出してから、17年(2023年現在)が経過しています。
2020年には、会社員として働いていた実働年数(14年)と同じになり、それ以降も職業としての満足度、心身の安定、やりがい、人との関わり方など充実の一途です。
なによりストレスが、会社員時代とは格段に違います。
私の場合は、何か特別な目的があって会社員を退職したわけではないので、あまり褒められた転職の方法とは言えません。
しかも退職を迎えたのは、辞表を出して1年半後ですから、その間のモチベーションの維持たるや難しいものがありました。
今だったら退職代行に依頼してるよ、まったく・・。
目次
副業ウェブライター時代の幕開け
ようやくきましたね。
大手企業が従業員に副業を解禁し始めたことが、よいきっかけにもなったのではないかと考えます。
一方で、自社の機密が漏れるだの、本業が疎かになるだの、あからさまに嫌がらせのような記事も出てきましたが、優秀な従業員ほど副業を持つことで、本業との相乗効果を得ています。
結果、本業も伸びていくことがわかったからこそ、多くの企業が副業解禁に続いたた印象です。
もしもネガティブなこと、前述したようなマイナス効果が現実として高確率で起こるならば、それは従業員の資質の問題な気がします。
副業が本業になって起業に繋がったという人もいるでしょうけど、それはそれで、その人の人生なのですから、企業側がアレコレ言う必要はありません。
失うことがイヤならば、次なる優秀な従業員を育成すれば良いわけで、それが企業の宿命というものです。
副業で十万以上稼いでいる、起業したというケースは珍しいことですが、現実として多いのは本業の給料が低いから、副業で週末だけでもウェブライターやってみようかという層です。
数万円でも稼げたら、ラッキーというノリでも悪いことではありませんが、どうせなら効率的に報酬を得たほうがよいです。
そのためには、副業ウェブライターの戦略なりを知る必要があります。
未経験副業ウェブライターは初心者を名乗るな
ウェブライターとしてスタートするには、クラウドソーシングサイトに登録することが、もはや必須と言っても過言ではありません。
おすすめはクラウドワークスです。
ウェブライターを対象として案件は、驚くほどたくさんあり、誰でも応募することができます。
ただし報酬を度外視すればの話です。
初心者にありがちな
「駆け出しだから安くても頑張る」
というノリで儲けの出ない案件に飛びつくと、文章を書くということ自体が嫌になってきます。
完全に割り切り思考で、実績づくりといったような目的が明確ならば構いませんが、そうでない限りは、初心者という殻を脱ぎ捨ててプロとして適切な料金で対応することをおすすめします。
初心者だから自信がないという心情が、この「駆け出しだから~」という言葉に込められているのですが、そもそも初心者に報酬を支払うクラインアトはいません。
ゆえに、早いうちから「初心者」と言葉を使わず、別の切り口でアピールするほうが得策です。
ウェブライター未経験者の高単価戦略
副業でウェブライターでもやって、月に1万円でも稼げればいいなというニーズは、かなりあると考えます。
ただ副業でのウェブライター人口が増えてきたのか、早々に格差ができつつあるのが現実です。
ゆえに、誰でも取り組める案件ほど、応募が殺到します。
例えば、以下のような条件のライティング案件を、受けたいと思いますか?
- 文字単価が0.5円以下
- 指定文字数が5,000文字以上
- 画像選択や加工も含む
- WordPressへの入稿(装飾あり)
- レギュレーション(執筆ルール)厳守
5,000文字を執筆して、画像も数点ほど選び出して、時にはグラフなども作成し、執筆ルールと納期を厳守して、納品はWordPressへの入稿で報酬は2,500円。
クラウドソーシングを利用するとシステム手数料を引かれますから、2,500円がまるまる懐に入るわけではありません。
1時間かけて仕上げられるのならば、時給換算で約2,500円ですから、まあまあ良しという感じはあります。
ただ、これだけの条件において、1時間での納品はほぼ無理ですから、時給換算すると悲惨な数字になるはずです。
画像選択にしろ著作権に注意したり、執筆テーマに合ってるものを探して、ある程度の加工まで生じると、そこそこ時間かかります。
更には納期どおり納品しても、クライアントの校正や校閲次第では、差し戻しなんてこともあります。
しかも、差し戻し回数などを取り決めしていなかったために、何度も繰り返されて、トラブルにまで発展することは、今でも多いです。
自分の価値を安く見積もる必要はありません。
時給より1記事の単価を見る
ウェブライター案件で、いろいろと条件を並べ立てながらも、
- 月に30万円ほど、稼がれている方もいます!!
- 時給換算すると1,000円を超えます!!
といった煽りフレーズが多いのですが、それは自社の従業員やアルバイトのことだったりするケースもあるとかないとか。
ます、記事単価(文字単価)などはクライアントの予算が、大きく影響しています。
潤沢な予算は無いとしても、少なくとも文字単価1.5円以上の案件に絞るなど、ある程度、フィルターをかけること、案件探しのコツです。
時給に換算するのもいかがなものかと考えます。
なぜならば、時給制度でやってる熟練ウェブライターって、正直、いないからです。
あくまでも時給換算は「誘い水」ですから冷静に判断しましょう。
1記事あたり、いくらの報酬が得られるかという目線で、満足できるラインを自分なりに引くことが重要です。
さらに自分の得意分野が、相場として高く報酬が得られるのか、これも調べてみることをおすすめします。
医療系、美容系などは、比較的、報酬が高く設定されているケースがありますが、薬機法など遵守すべき法律についての知識も必要なことから、参入するには、かなりの知識と経験を要します。
強みが活かせる分野を知る
副業ウェブライターで、まだ実績が浅い場合であっても、できるだけ言ってはいけない、使ってはいけない言葉があります。
それは「何でもやる」という意味に取れるようなことです。
ウェブライターを募集している案件の中で「何でもいいから書いてください」という内容は、ひとつもありません。
具体的に、美容整形について、女性の転職についてといったテーマが必ずあります。
クライアントは、記事を任せられるウェブライターが欲しいにも関わらず、何でもできるというアピールに対しても、そのテーマの熟練度が推し量れないため、採用しようとは考えません。
ゆえに自分の得意とする分野、その分野の中でも、いくつかのテーマについては経験をベースに執筆可能、実体験があるため詳しいいったことが差別化になり、アピールすることで採用してもらう機会を伺うわけです。
例えば、元保育士でいくつかの転職エージェントを利用したことがある、という経歴があるならば、
- 転職
- 保育士
- 資格
- 教育
といった案件には、十分に強みを活かしてライティングが可能と言えます。
クライアント側も、コタツ記事(ネットで引っ張ってきた二次情報)でない内容を期待できることから、採用に前向きになります。
納期を遵守します、報連相を怠りません、12時間以内に返信しますといったマナー面を、わざわざ応募文に記載することも、別に選定の決定打にはなりません。
社会人として、当たり前なことを強調されても、意味が無いから書かなくてもよい
副業ウェブライター高単価戦略 まとめ
ウェブライター未経験者だとしても、必要以上に安売りすることは、ビジネス脳を鍛える意味でも、やってはいけないことです。
価値に見合うよう、ライティングの基礎を学び続け、実践を重ねていくことが重要です。
さらに、自分の経験を活かせる分野に特化し、できるだけ高単価な報酬が得られる案件が必ずあるので、根気よく探しましょう。
実践を重ねる方法は、ブログが最適です。
もしくはnoteを利用して、将来的には有料記事を配信することを視野に入れると、自らの価値を高めることができます。