脱サラ後自営業に転身するも失敗に備えた3つのこと

約5年前の公開・更新記事です。現在の状況と異なる可能性があります。ご留意ください。

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脱サラして自営業(個人事業主)として早くも14年が経過しています。
今は脱サラせずにサラリーマン+副業(複業)が一番の安定という説がありますが、確かに正解のひとつかもしれません。

いきなりの専業化は、条件や環境次第だと思いますね。

私の場合は、

  • フルタイムの共働き
  • 世帯年収1000万超え
  • 金融資産もそれなりに蓄えていた
  • 夫婦のひとりの収入でも問題無い生活水準をキープ

という環境だったので、思い切って退職の道を選べました。
奥さんの理解が一番大きかったですけどね。

更には住宅ローンとか自動車ローンを始めとした借金がゼロだったのも幸いでした。

ただ自営業者として出発するに当たって、失敗を想定して3つの事を誓いました。
それは何だったのかを書いてみたいと思います。

失敗に備えるって何だかヘンですけど・・・(汗)

生活水準を全体で1割下げる

1割って何をどれぐらい下げたのか、具体的には、以下の項目ですね。

  • 保険の見直した(月1万円以上支払い金額が下がった)
  • 自家用車を2台から1台にした

この2つの大きな支出を抑えたことで、実質は1割以上の効果がありました。
自営業と言えども店舗を構えたり、仕入れが必要な商売ではない、少ない経費でスタートできるネットビジネスですから、支出していた分は貯蓄や投資に回せたのです。

生活水準を下げたと書いていますが、逆に家計のムダを省いてスリムになっただけで、生活の不便さやストレスはありませんでした。

元々から、

  • タバコ吸わない
  • お酒飲まない
  • 夜遊び嫌い
  • ギャンブルしない
  • コレクション系の趣味なし
  • ファッションにも興味なし

と、お金のかからない人間でしたから、支出は少ない方でした。
これは夫婦そろってですから、家計の利益率は大きかったんです。

そこから更にスリム化したわけですから、仮に私の収入がゼロのまま推移したとしても痛くも痒くもない生活水準だったのです。

自宅で仕事が出来るというのは、経費はあまり必要としないですし、例え仕事が失敗しても儲けはゼロになるだけで、借金を抱えるような事にはなりません。
しかし経験値は溜まりますし、何度も挑戦できるので、プラスの方向しかないです。

借金をしない

これは単純明確です。

  • 持ち家を持たない
  • 借入が必要なビジネスは控える

これだけです。

持ち家に興味関心が無いので、憧れとか人生を豊かにする手段としてのマイホーム購入は、あり得ないということです。
特に持ち家に対して他意はありません。

数百万や数千万もの借入が必要なビジネスはやらないというのが基本スタンスです。
今の信用では、どこからも借りれないですし、そもそも借金を必要としないビジネスに賭けて脱サラしたので、その方針は今後も変わらないと思います。

実際、事業譲渡のオファーがあり検討しましたが、500万円ほど一括で支払うという条件等もあり、断った経緯があります。

回収の算段があれば引き受けたかもしれませんが、今は受けなくて良かったと思っています。
今の検索事情を鑑みると、間違っては無かったということですね。

家族一番

私のサラリーマン時代は、朝7時出勤で夜は9時前後に帰宅というサイクルでした。
残業代は30時間までは出ましたが、単価は安かったですね。

時代の流れに応じて完全なる年功序列制度は無くなりましたが、新人事制度が全く機能せず、昇給も希望がありませんでした。
当然、昇進に向かって明確な努力目標等は明示されず、不透明な人事に疑問だらけでした。

子どもが生まれる前に脱サラしましたから良かったものの、サラリーマンを続けていたら、きっと地獄だったと思います。
仕事のせいにして、子育てに関心を持たなかったかもしれません。
しかも男性の育児休暇の文化がまったくない社風でしたから、まあ、家庭生活も機能しなかったはずですよ。

子どもが生まれてからは、自宅で仕事しつつ、育休した奥さんと二人三脚でみっちりと子育てできたのは、一番の誇りであり宝のような時間でした。
保育所に預けるまでの2年間、本当に、こねくり回すほど可愛がり、密着取材よろしく子どもに付きっ切りでした。

今でも、二人三脚で子育てをしていますが、娘も小6なので少しずつ自立していますから、これからはコーチのような存在で居たいですね。

家族を大事にすることが失敗に備える事になるのか、と思うかもしれませんが、直接的にはなりませんよ。
ただし、Twitterでも他のSNSでも、家族を大事にせずに一定のステータスを維持している人は、あまりいないです。

家族をパワーの源にしている人は、例え失敗しても再び立ち上がってますので、そういう意味では失敗からの回復のためであるとも言えます。

もちろん、それだけが家族一番の理由ではないですよ。
問答無用で家族一番です!!

まとめ:脱サラ後自営業で失敗しないためには

誰もが事業の失敗を想像してと取り組みません。
世のため人のため、家族そして自分のために全力で取り組むのですが、成功率100%ではないところがビジネスの残酷なところですよね。

現に私は今現在、超低空飛行です。
Twitterの固定ツイートにも書いてありますが、シンプルにド底辺です(汗)

シンプルにド底辺って言葉、どこか気に入ってるので困ってますが・・・。

しかし挑戦できる環境なら何度でも立ち上がるべきだと思います。
自営業を諦めてサラリーマンに戻るという選択肢もありです。

そのためには自営業の間に、売れるスキルを磨いておかなくてはなりません。
サラリーマンに戻るにしても先方が欲しいスキルを持っていて、初めて面接のチャンスがあるわけですから、武器を持つことは重要です。

私も錆びた武器を研磨している最中です。
その武器は組織の一員として価値あるものとするのではなく、あくまでも自分や家族を守るための武器でありたいと考えています。

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