美化語と言われる名詞に「お」をつけていい言葉とつけるとおかしい言葉

若いころの話です。
決して女性蔑視とかディスとかではありません。

それをふまえて読んで頂ければ幸いです。

 

理由はわかりませんが、少しだけ美化語が苦手でした。
会話中に美化語が出てきても、面と向かって指摘するほどでもないですが、心の中ではモヤモヤしています。

まず美化語ですけど、記事タイトルにもありますように、

  • おビール
  • お給料
  • お洋服
  • お安い
  • お高い
  • お財布

のような名詞の数々に「お」をつけた言葉です。

学問的に美化語は丁寧語なのか尊敬語なのか、果たして謙譲語なのかなんてのも興味は無いしニーズも無かろうから省きますが、なぜ、少し苦手だったのか自己分析してみたいと思います。

美化語は丁寧語とかじゃなく添え物

NHKでも美化語に関して意識調査がなされてまして、伝える側からしても関心が高いことだったりするようですね。

放送における美化語の意識調査|NHK放送文化研究所

 

個人的には美化語は添え物と考えてます。
例えば、洋服という言葉に「お」を添えると、文脈やライティング次第では、吊るしの安売り服じゃなくてオーダーメイド的な仕立て服をイメージをさせることもできます。

そんな理由で添え物と言い表しました。

ポータルサイトでも、痛烈な説明をしているページがありましたので紹介しますね。

敬語の一。上品に言い表そうとするときの言い方。多く「お」「ご」を付けて表す。「お魚」「お酒」「ご飯」「ご本」など。
出典:美化語(ビカゴ)とは – コトバンク 

 

上品に言い表そうとする・・・多分、これが私の中で一部苦手意識が芽生えてた原因だと思います。

美化語は女性の方が使用する傾向

いろんな事を調査してるんもんですね。

Group4 仮説1:女性の方が男性よりも美化語を使用する傾向にある 日本語基礎演習1 アンケート日本語学超入門編! 日本大学文理学部 国文学科
http://dep.chs.nihon-u.ac.jp/japanese_lang/kisoen/tanaka_kisoen1_2010/kasetsu_ishii/k1_suzuki.html

ちょっと上から目線で話す女性が、以前、勤めていた職場に居たもんですから、それもトラウマ的に残像が残っていたかもしれません。

今はもう聞き流せますけど、あまりにも美化語を駆使し過ぎる人が居たら、距離を置くかもしれないです。
嫌悪感と言うよりは、反射的に、あまりフレンドリーにはなれないかなという感じですね。

クチャクチャと音を立てて食べる男性の方は、この世で一番最悪です。

それと比較すると美化語連発は全然マシです。
だけどねっていう微妙な気持ち、分かってもらえないことは十分承知しています・・・。

具体的に苦手な美化語一覧

以前、ビジネス用語がうざいというテーマで記事を書きました。

うざいビジネス用語一覧表を見て苦悶しながら言い換えや解説
いつの頃からか、難解では無いものの正直、そんな言い方をしなくても日本語でいいんじゃないのっていうビジネス用語が闊歩しだしました。 ご丁寧に、相手に伝わりにくい言葉を採用するなんて、ビジネスだからこそ本末転倒ではないのかなと思いますよ。 従業...

意外に好評というかアクセスが多い記事のひとつです。
うざいビジネス用語も、もしかすると「意識高く上品に言い表そうとする」から、モヤモヤするものがある人が多いのかもしれないですね。

何と言いますか、自分をよく見せようとする魂胆が見えるというか・・・。
考えすぎですかね(汗)

 

で、全美化語が嫌いというわけではなく、聞いた瞬間に『そこは「お」いらなくない?』っていうやつだけをピックアップします。

  • お洋服
  • お給料
  • お安い
  • お高い
  • おビール
  • おきれい
  • お誕生日
  • お散歩
  • お手紙
  • お引越し
  • お野菜
  • お勉強
  • お買い物
  • お料理
  • お薬
  • お顔
  • お靴

ぐらいですかね・・・。

基準なんて、完全に私の感受性によるものですから説明不可能です(汗)
とにかく他人の口からは、なるべく聞きたくないってだけですね。

「ご」が付く美化語は特に好き嫌いは無い

変なもので、「ご」が付く美化語は、あまり抵抗感はありません。

これも明確な理由はありません(汗)

  • ご説明
  • ご依頼
  • ご注文
  • ご住所
  • ご利用
  • ご連絡
  • ご意見
  • ご招待
  • ご案内

これは「上品に言い表そうとする」感が、個人的に感じられないので、受け入れやすいのだと思います。

 

あ、そういえば苦手な「ご」がつく言葉がありました。

ゴキブリ

美化語でも何でもないですけど、咄嗟に書いてしまいました。

自慢じゃないですが、自宅でゴキブリは見たことありません。
20年近く住んでますけど、1匹も目撃してません。

私自身はゴキブリを見ても悲鳴は上げずに果敢に退治する方ですけど、出来れば遭遇したくない昆虫です。

ゴキブリハンターのアシダガグモを尊敬します。

 

ちなみに北海道の方はゴキブリを見たことが無い人が多いとか。
某番組の企画で、実際に北海道在住の方にゴキブリを見てもらうと、興味津々に見ていたのを思い出します。
一方で東京界隈の方にゴキブリを見せると、ほぼ100%近くの方が、悲鳴を上げて逃げていました(汗)

ものすごいリアクションの差があって面白かったです。

美化語のまとめ

徹底的に美化語を排除する、使用する人と完全に関係を断つということは全く無いです。

我慢できる範囲です。

私自身も使いますからね。
普段は、お皿とか言ってますから。

だから完全にひとり言です、この記事は。

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